プロジェクトマネジメント
ITパスポート試験「プロジェクトマネジメント」の問題
プロジェクトにおけるリスクには,マイナスのリスクとプラスのリスクがある。スケジュールに関するリスク対応策のうち,プラスのリスクへの対応策に該当するものはどれか。
アインフルエンザで要員が勤務できなくならないように,インフルエンザが流行する前にメンバー全員に予防接種を受けさせる。
イスケジュールを前倒しすると全体のコストを下げられるとき,プログラム作成を並行して作業することによって全体の期間を短縮する。
ウ突発的な要員の離脱によるスケジュールの遅れに備えて,事前に交代要員を確保する。
エ納期遅延の違約金の支払に備えて,損害保険に加入する。
正解
イ.スケジュールを前倒しすると全体のコストを下げられるとき,プログラム作成を並行して作業することによって全体の期間を短縮する。
プロジェクトのリスクには、発生すると利益となるプラスのリスク(好機)と、損害となるマイナスのリスク(脅威)がある。プラスのリスクには発生確率や影響を増やす方向で、マイナスのリスクには減らす方向で対応する。イは『前倒しできれば全体コストを下げられる』という好機に対し、プログラム作成を並行作業して期間短縮の可能性を高めており、好機の発生確率を引き上げる『リスク強化策(強化)』に当たる。これがプラスのリスクへの対応であり正解。
?選択肢ごとの解説
ア ×予防接種で要員が働けなくなる事態を防ぐのは、マイナスのリスク(脅威)の発生確率を下げるリスク低減策であり、プラスのリスクへの対応ではない。
イ ○プロジェクトのリスクには、発生すると利益となるプラスのリスク(好機)と、損害となるマイナスのリスク(脅威)がある。プラスのリスクには発生確率や影響を増やす方向で、マイナスのリスクには減らす方向で対応する。イは『前倒しできれば全体コストを下げられる』という好機に対し、プログラム作成を並行作業して期間短縮の可能性を高めており、好機の発生確率を引き上げる『リスク強化策(強化)』に当たる。これがプラスのリスクへの対応であり正解。
ウ ×交代要員を事前確保して要員離脱による遅れに備えるのも、マイナスのリスクの影響度を下げるリスク低減策である。脅威への備えであって好機の活用ではない。
エ ×違約金支払に備えて損害保険に加入するのは、マイナスのリスクを保険会社という他者へ移すリスク転嫁策である。これも脅威側の対応であり、プラスのリスクへの対応ではない…
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