プロジェクトマネジメント

ITパスポート試験プロジェクトマネジメント」の問題

マネジメント系プロジェクトマネジメント難易度:normal
システム開発プロジェクトの開始時に,開発途中で利用者から仕様変更要求が多く出てプロジェクトの進捗に影響が出ることが予想された。品質悪化や納期遅れにならないようにする対応策として,最も適切なものはどれか。
設計完了後は変更要求を受け付けないことを顧客に宣言する。
途中で遅れが発生した場合にはテストを省略してテスト期間を短縮する。
変更要求が多く発生した場合には機能の実装を取りやめることを計画に盛り込む。
変更要求の優先順位の決め方と対応範囲を顧客と合意しておく。
正解
変更要求の優先順位の決め方と対応範囲を顧客と合意しておく。

プロジェクト開始時点で変更管理プロセス(優先順位の基準・対応範囲・意思決定フロー)を顧客と合意することで、要求変更が発生した際の判断コストを下げ、スコープクリープを防止できる。これはPMBOKの変更管理計画に相当する適切なリスク対応策である。

?選択肢ごとの解説

ア ×設計完了後の変更受付拒否は顧客関係を損ない、本当に必要な修正まで阻害するため現実的な品質確保策にならない。変更を完全封鎖することはアジャイル的手法の観点でも逆行…
イ ×テストの省略は欠陥の見逃しリスクを高め、品質悪化の原因になる。プロジェクト管理の原則としてテスト工程の短縮は品質目標と直接相反する。
ウ ×機能実装の取りやめを計画に盛り込むことは顧客が期待する成果物を縮小する手段であり、品質悪化や納期遅れの「防止」策ではなく、問題が起きてからの後退策にすぎない。
エ ○プロジェクト開始時点で変更管理プロセス(優先順位の基準・対応範囲・意思決定フロー)を顧客と合意することで、要求変更が発生した際の判断コストを下げ、スコープクリープを防止できる。これはPMBOKの変更管理計画に相当する適切なリスク対応策である。
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