基礎理論

ITパスポート試験情報に関する理論」の問題

テクノロジ系基礎理論難易度:hard
ある推論システムは,演繹推論,帰納推論,仮説形成などの推論が実行できる。この推論システムへの入力と得られた出力に関する記述のうち,演繹推論を実行した例として,適切なものはどれか。
"HDDとSSDは記憶装置である"と入力した後に,"HDDの台数を増やすと記憶容量が増える"と入力した。出力は,"SSDの台数を増やすと記憶容量が増える"となった。
"HDDは台数を増やすと記憶容量が増える"と入力した後に,"記憶装置は台数を増やすと記憶容量が増える"と入力した。出力は,"HDDは記憶装置である"となった。
"記憶装置であるHDDは記憶容量をもつ"と入力し,同時に"記憶装置であるSSDは記憶容量をもつ"と入力した。出力は,"全ての記憶装置は記憶容量をもつ"となった。
"全ての記憶装置は記憶容量をもつ"と入力した後に,"HDDは記憶装置である"と入力した。出力は,"HDDは記憶容量をもつ"となった。
正解
"全ての記憶装置は記憶容量をもつ"と入力した後に,"HDDは記憶装置である"と入力した。出力は,"HDDは記憶容量をもつ"となった。

演繹推論(Deductive Reasoning)は三段論法に代表される推論形式で、「大前提(一般法則)+小前提(個別事実)→結論(個別命題)」の構造を持つ。エは「全ての記憶装置は記憶容量をもつ(大前提)」と「HDDは記憶装置である(小前提)」から「HDDは記憶容量をもつ(結論)」を導いており、大前提が真であれば結論の真が論理的に保証される演繹の典型である。

?選択肢ごとの解説

ア ×「HDDとSSDは記憶装置である」と「HDDの台数を増やすと記憶容量が増える」から「SSDの台数を増やすと記憶容量が増える」を導くのは、HDDに成り立つ性質を、…
イ ×「HDDは台数を増やすと記憶容量が増える」と「記憶装置は台数を増やすと記憶容量が増える」から「HDDは記憶装置である」を逆算するのは仮説形成(アブダクション)の…
ウ ×複数の具体例(「HDDは記憶容量をもつ」「SSDは記憶容量をもつ」)から「全ての記憶装置は記憶容量をもつ」という一般法則を導くのは帰納推論(Inductive…
エ ○演繹推論(Deductive Reasoning)は三段論法に代表される推論形式で、「大前提(一般法則)+小前提(個別事実)→結論(個別命題)」の構造を持つ。エは「全ての記憶装置は記憶容量をもつ(大前提)」と「HDDは記憶装置である(小前提)」から「HDDは記憶容量をもつ(結論)」を導いており、大前提が真であれば結論の真が論理的に保証される演繹の典型である。
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